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細菌やウイルス、除菌や消毒・・・それぞれの違い②

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ドクターズコラム いっちゃんのお話 イワタ医院先生

第5回〜細菌やウイルス、除菌や消毒②〜

前回は、3つの病原体「細菌」「ウィルス」「カビ」についてお話ししました。 これらに負けず健康で快適な暮らしをするためには状況に応じた対策を正しく取り、身の回りを清潔に保つことが大切です。今回は、「除菌」「抗菌」や「消毒」などについて説明いたします。

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「滅菌」

滅菌とは、「あらゆる病原体を殺す」ことです。日常生活ではあまり耳にする機会はありませんが、病院での手術器具や注射器には滅菌が必要となります。

「消毒」

消毒とは、「大半の病原体を殺す」ことです。生存する病原体の数を 減らすたiwata_jokin2めに用いられる処置法で、必ずしも全て殺したり 除去したりするものではありません。 外用殺菌消毒用品(たとえばイソジン消毒液、オキシドール、 消毒用アルコールスプレー、消毒用清拭用クロス)などがあります。

「除菌」

除菌とは、「病原体を取り除く」ことです。 食器用洗剤や洗濯用洗剤、除菌用アルコールスプレー、除菌用清拭用クロスなどに使われます。

「抗菌」

抗菌とは、「病原体の増殖を抑制する」ことです。病原体が住みにくい環境をあらかじめ作り、病原体の増殖を抑制または阻害することをいいます。 最近は便座やくつ下、台所用スポンジなど抗菌効果を持つ抗菌グッズが増えています。



それぞれの言葉を正しく理解し、適切な対策で健康を守りましょう。